いっしょにいる券




「景時さん、誕生日おめでとう」

望美がそう言っているのを聞いて今日が景時の誕生日だということを知った。

景時がなぜ祝われているのだろうという顔をしていると、
望美が自分たちの世界では誕生日は祝うものだと説明している。

「へぇ。ありがとう。神子様に祝ってもらえるなんて光栄だな〜」

そういえば、景時はいつになったらあの腹だしをやめるのだろう。

はそんなことが気になり始めた。

「・・・・景時。何歳?」

「え?28才だけど・・・」

「ふーん・・・」

28か。まぁまだ許せるのか。けど、なんで腹だしなんだろう。
こっちの陰陽師はもしかしてみんな腹だし?

ちゃん。変なことがんがえてるよね?」

ずっと腹だしから目を離せずにいたらやはり気がつかれたようだ。

「べ、べつに・・・」

ここはごまかそう。

「そうだ、ちゃんの世界では誕生日には贈り物がもらえるんだろう?」

「な、何も用意なんてできてないぞ・・・」

「じゃ、今から作ろう」

そう言って出してきたのは紙と筆一式。

「何を・・・」

ちゃんといっしょにいる券」

望美は肩たたき券の話もしたらしい。

「え?」

「あと・・・ちゃんと口・・・」

「いやだ」

当然のようにいやだ。

もしつくっても拒否券をすぐ作ってやる。

「だいたい・・・そんなこといつも・・・してくるじゃないか!!」

そう言ってやると、景時は本当にうれしそうに笑った。

「そうだね。けど、やっぱりちゃんからして欲しいけど・・・
ま、いいか」

そう言って私を捕まえる。

今日だけは逃げないでいてやってもいい。

ちゃんは守るからね」

突然の言葉。

「今日は私が言うべきなんじゃないか?」

そう言うと、楽しそうに笑った。

「いいの。俺がしたいんだから。ま、まかせといてよ!」

今日だけは、そういうことにしてやってもいいか。


えー・・・なんとも・・・いいようがありません。
毎回くだらん話ですみません。
時間過ぎるのはやいですね。UPが3月6日になってしまった。
とにかくおめでとう!!!